「実は過去にカードの支払いを何回か延滞したことがあります。
それでも大丈夫でしょうか?」
と質問を受けることがよくあります。
支払日にたまたま残高が足りていなくて引落できないという失敗、
一度は経験したことがある方もいるのではないでしょうか。
そのような場合、絶対に融資を受けることが出来ないのでしょうか。
現在、主な信用情報機関は三つあり、そのうちカードをメインで扱っているのはCICです。
三つの機関は全て繋がっており、どれかで金融事故の登録がされるとその情報が共有されてしまいます。
これがいわゆるブラックリストに載るということですね。
カード支払いの延滞が起こった場合、カード会社からCICに金融事故の登録が行われます。
ただ、この登録の要件はカード会社によってさまざまなようです。
「61日以上延滞した場合は必ず登録がされる」
というのは共通の要件ですが、
61日未満の場合の対応はカード会社によって異なります。
ですので、カードの延滞をしてしまった場合でも、
延滞の日数、回数によっては
金融事故として扱われていないケースも考えられます。
その場合は、過去に延滞があったとしても融資の可能性は十分にあります。
逆に、金融事故が登録されている場合は、融資は非常に難しいです。
ただ、機関によって異なりますが、完済日から5年~10年で登録は削除されます。
そのあとであれば金融事故を一度起こしてしまったとしても可能性はあります。
いずれにしても、重要なことは
・金融事故を起こさないために、支払いの意識をしっかり持つ
・過去に延滞を起こしてしまっても可能性はあるので専門家に一度相談してみる
の二点です。