創業されたばかりのお客様によく「融資はいつ受けるのがいいの?」と質問されることがあります。
その場合、私はいつも
「非常に多くの自己資金がある場合以外は、『創業時』がおすすめです!」
と回答させて頂いています。
自己資金が多少ある方は、
・わざわざ創業時に融資を受ける必要があるの?
・お金がなくなってから考えればいいのでは?
・ある程度事業が軌道に乗ってから相談してみよう
という考えになり、融資を先延ばしにしがちです。
しかし、先延ばしにしてしまい、あとあと困ってから融資を申し込んだが、
金融機関に断られてしまうケースは少なくありません。
これは、
①事業が思ったよりうまくいかず、融資申し込み時には自己資金をほぼ使い切ってしまっている
②創業してから期間があいているので、その間の実績の評価を受ける
というのが要因です。
どんなに自信がある事業でも、軌道に乗るまで時間がかかることもあります。
そのときに資金がショートしてしまうと、せっかくの事業が失敗に終わってしまうかもしれません。
『創業時』というのは融資のボーナスタイムだと考えています。
このボーナスタイムをうまく生かして、資金面での保険をかけておくのがおすすめです。